
前回に続き、夏の暑さ対策まとめをお話します。
夏の暑い時や糖質を多く摂る人や、よく身体を動かす人はエネルギーを産生するためにより多くのビタミンB1を必要としますので不足しないように注意しましょう。
ビタミンB1を多く含む食材について
肉類(特に豚肉)や魚類(特に血合部分)に含まれています。酵母、豆類や穀類にも含まれています。穀類では、ぬかや胚芽に多いため、精白米にするとビタミンB1の含有量は少なくなりますので注意が必要です。
ビタミンB1を含む食品:豚肉、うなぎ、玄米、大豆、ごま、ほうれん草、
アリシン(ニンニク、ニラ、ねぎ、たまねぎなど)を含む食品と一緒に食べるとビタミンB1の吸収がよくなります。
熱中症について
熱中症のとき、体温が上昇すると体内酵素の活動が低下し、タンパク質などの代謝に異常が出現し、全身の症状が悪化します。特に体温が41.5度を超えた時は、細胞内のミトコンドリアの機能障害が起こり、細胞からのエネルギーは作り出せなくなります。42度を超えると生命の危険状態になります。
以上記述したことは、しっかりと把握して、この夏の時期では頭痛、めまい、筋肉痛などを感じた時は「いつもの症状」と思い込まないでください。すぐにクーラーの効いたところで水分を補給してください。